染めない生活

50代で毛染めを止めました。

「心の地図」で目的地を見つける

子どもが成長して育児がひと段落して以来、心の中から何かが消えたような感じです。

何かとは、この先どうしたい、どうなりたいという、目標というほどはっきりしない、夢のようなもの。

 

思えば子どものころは夢はたくさんありました。

もしかしたら外国に住むかも。

有名人になるかも。

すごいお金持ちになれるかも……。

しかし今や、ある程度の先は見えています。

おそらく外国に住むことはないでしょう。有名人になることはおろか、知り合うことさえないでしょう。お金持ちになることもないでしょう。

現実が見えすぎて、とってもつまらないのです。

 

 

ひいきの野球やサッカーチームを必死になって応援している人を見ると、羨ましくなります。でも、自分も応援したいとは思えない。

登山やマラソンに魅了され、休日はせっせと山へ行ったり走っている人を見ると、すごいなーと思います。でも同じようにしたいわけではない。

 

いったい何がしたいんでしょう。

「心の地図」の作り方

金子由紀子「時間上手の暮らし方」(アスペクト文庫)に、「心の地図」というものの作り方が紹介されています。

まず大きな紙を用意し、中心に自分が一番大切にしているものを書きます。

次に、それほど大きくはないけれど、興味があること、知りたいこと、大切にしていること、好きなこと、やりたいことを書いていきます。

書いているうちに同じグループにまとめられるものが出てきたら近くに引き寄せ、グループ名をつけて〇で囲みます。

何回も書き直し、根気よく書くことで、自分の関心分野がわかったり、心の中の整理ができます。

 

作者は子どもの時からこれを書いているそうです。

子どものころを思い出す

私はまだ心の地図は作っていないのですが、この本を読んでいるときに小学校時代のことを思い出しました。

家の庭に、食べたビワの種を埋め、出てきた芽を大事に育てていたこと。

ワイルダーの「大きな森の小さな家」を読んで、主人公が持っていたような布でできた人形を母に作ってもらい、へたくそながらハギレで服を塗ったり、毛糸で帽子を編んで人形に着せていたこと。

 

何かを育てたり作ったり、そんなことが好きだったんだということを思い出しました。

友達と賑やかに遊ぶのも好きでしたが、家の中で一人で楽しむのも好きだったのです。

 

成長するにつれて、やらなくなってしまいましたが。

やりたいことの原型

若いころの私は、心のどこかで好きなことをするなら、いつかはすごく上達して人に教えたり、作品を売ったりできるところまでやるべきだ、そうでなければやる価値がない、と思っていたような気がします。

なんでもすぐに仕事に結び付けようとしていたというか。

私は手芸も料理も下手。だから、自分のやるべきことは他にあるはず。

そんな風に今までの私は、自分の立っている場所とは全く違うところばかりを見過ぎていたのかもしれません。

もう少し、自分の気持ちに素直になったほうがいいのかも。

子ども時代の過ごしかたに、やりたいことの原型があるような気がしました。