染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

自然と生きる生活に憧れる「あしたも、こはるびより。」


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つばた英子さんとしゅういちさん夫妻は83歳と86歳。

名古屋市近郊で200坪のキッチンガーデンと30坪の雑木林とともに生活しています。

「あしたも、こはるびより。」(主婦と生活社)には、そんなお二人が野菜を作り保存食を作り、平屋の丸太小屋で送る暮らしぶりが、豊富な写真と一緒に紹介されています。

 

200坪のキッチンガーデンでは野菜70種、果実50種が収穫できるとか。

野菜を作った経験がないので、これだけの物を作る大変さが実感できないのですが、このお年とは思えないほどの作業量であることは想像がつきます。

英子さんは長起きてから夜寝るまで、三度の食事とお昼寝、お茶の時間以外は座ることなく働いているそうです。なんてすごい。

もともとアトリエとして建てた家なので台所は小さく、お湯も出ないし換気扇もないそうです。

それでもこの小さい台所で英子さんは三度の食事から保存食、おもてなし料理、ケーキなどのお菓子類も作ります。

しゅういちさんはベーコン担当。

煉瓦を積んで作った炉で、サクラやローリエのチップでいぶして作るという本格派です。

しゅういちさんは几帳面な性格なのか、いろいろな記録もつけています。

畑の植えられている作物の名を書いた札もしゅういちさん作。可愛いイラストが添えられているものもあって、楽しい気分になります。

 

「英子さん」「しゅうたん」と呼び合う仲のいいお二人ですが、伝言板を使ったり、何事も強要しないという暗黙の了解があったりと、穏やかに過ごす工夫をこらしているようです。

 

物を大切に使い、丸い大椅子は50年以上、時計は40年、冷蔵庫は25年、モンブランの万年筆は40年も使っています。

でも、まったく物を買わないわけではなく、器の好きな英子さんはコツコツ買い集め、いいものだけを揃えていっているそうです。

お二人の暮らしは「人生フルーツ」という映画にもなっているそうです。

 

こんなふうに自然とともに生きている人の暮らしには魅力がありますね。

もう亡くなりましたが、アメリカのバーモント州に広大な庭を作っていた、絵本作家のターシャ・チューダーさん。

京都の大原の古民家で庭を作り、ハーブを使った生活を送っているベネシアさん。

どちらの方の生活も、書籍になったりテレビ番組になったりと人気を集めています。

憧れはするけれど、実際にそんな暮らしをしようとするにはハードルが高い。

そう思う都会暮らしの人の憧れを掻き立てるからでしょうか。