染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

ワークシェアリングという働き方


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「あてにしない生き方」(井形慶子 中経の文庫)を読んでいて、イギリスでの興味を引かれる働き方を知りました。

ワークシェアリング

ワークシェアリングという労働形態は、70年代のドイツで不況失業対策として始まったものだそうです。

労働者同士が、労働時間を短くするなどして雇用を分け合うことを言います。

 

イギリスでワークシェアリングで小さな店を経営している50代女性は、得意なお菓子を早朝から焼いて店に運びます。

別の人は11時からのランチタイムが終わるまで料理をしてキッチンを担当。

こうして働く50代女性6人によって店は運営されています。

時給に換算すると安いものの、目的はお金ではないそうです。

お菓子を焼かない日は一人暮らしの老婦人の家で掃除をし、週二回は成人学校で英語を教えています。

そして空いた時間にはプールで泳ぎを練習しています。

複数の仕事が積み重なっているため、違うパターンの人とかかわることができて、とても楽しいのだと言います。

主婦業だけだとどうしても家にこもりがちになりますし、かといって若い頃と同じようには働けない。

自由な時間の中で少しづつ働くのがベスト、という彼女の言葉には頷かされるものがあります。

 

日本ではワークシェアリングという言葉は最近聞かなくなったように思いますが、あまり広まらなかったのでしょうか。

イギリス流ウォーキング

イギリスには車がたくさん走る幹線道路とは全く別のルートを走る歩道がいたるところにあるそうです。

人がやっとすれ違える程度の細い道ですが、車の排気ガスに悩まされることなく、のんびり歩くことができるとか。

こうした遊歩道は、イギリス人が自国を愛する一番の理由なんだそうです。

 

これはとてもうらやましいですね。

車がびゅんびゅん走るそばを歩くのは楽しくもなんともないですから。どうしても住宅地の中ばかりになってしまいます。

日本でももっと田舎の方なら歩いて楽しい道があるのでしょうか。

 

この本でなるほどと思わされたのは、以上の二点くらい。

イギリスは素晴らしい、イギリス人は素敵と連呼しているかのような文章が多く、正直辟易しました。

事実を淡々と書いてくれれば、読み手は自然にそう感じると思うのですが。

作者は「イギリスの家々をめぐるツアー」を主宰されているそうで、そんなに素敵ならぜひイギリスに行ってみたいわ、という人を一人でも多く作りたいがためにこんな本を書いたのでは、と勘繰りたくなるほどでした。

そのうちブックオフに持って行くことになりそうです。