染めない生活

50代で毛染めを止めました。

打ち込めるもの


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今や人生80年の時代、いくつになっても打ち込めるものをもって、ずっとイキイキ暮らしたいと願うことが当たり前とされているようです。

最近、新聞の人生相談で「何かに打ち込みたいが、何に打ち込めばいいのかわからない」という相談が寄せられているのを読みました。

 

悩みの内容は 

 

相談者は60代主婦。ずっと共稼ぎで、3人のお子さんはすでに結婚されているそうです。

海外旅行に行きたいが、ご主人は国内旅行派だそうで、二人で旅行を楽しんでいるそうです。

子ども達からも「好きなことをしたらいいよ」と言われるものの、何をすればいいのか。

参考になる本を教えてほしいという相談でした。

 

回答者は、旅行が趣味の相談者に紀行文を勧めています。

深田久弥の「日本百名山」、田山花袋「温泉めぐり」など。

何かに打ち込むというのは、自分がしていることをより深く知りたいと思う探究心のことなので、旅をしながら深く知りたいことは何なのかを考えるのもいい、などと答えています。

 

ずっと昔、寿命が今ほど長くなかった時代は、女性は子供を育て上げるだけで精一杯で、打ち込めるものを探す余裕もなく死んでいくしかなかったのでしょう。

それを思うと、今は恵まれた時代になったはずですが、良い面ばかりではないようです。

この相談者のように経済的にも困っておらず、夫婦仲もよさそうで旅行を楽しんでいるのに、何か打ち込めるものが欲しいという悩みを抱えることになるなど、寿命の長さは一概に幸せとは言い切れないのかもしれません。

 

まあ、人がやりたいと思うことなど他人にわかるわけはないので、こういう質問には答えにくいだろうなと思います。

 

打ち込めるものは趣味ではない

 

「打ち込めるもの」は、私の中では趣味や好きな事とは少し違います。

「仕事」に準ずるようなもの、自分のエネルギーのかなり多くを注ぐものと捉えています。

この相談者も、それまでがむしゃらに働いてきた仕事を定年になり、趣味などではその穴を埋められない思いをしているのではないでしょうか。

定年を迎えた男性が、やることがなくてテレビの前でゴロゴロ、奥さんの後をどこにでもついて行って嫌がられる、なんて話をよく耳にします。

 

その点、主婦はまだ家事があるのでまだマシかなと思うのです。

家事に「打ち込める」かどうかは人によるでしょうが、便利な家電や便利な食品を使わずにできるだけ自分の手でこなすようにすれば、それだけでも時間がかかります。

どんな人でも食べたり洗濯したり掃除したりして日を送ります。

打ち込めるものがないとき、日々の生活に目を向けるとヒントの欠片が見つかるのではないかと思っています。