染めない生活

50代で毛染めを止めました。

ターシャ・チューダーの生き方

ターシャ・チューダーという人を始めて知ったのは、本屋で「ターシャ・チューダーの世界」という、大判の写真集を見た時です。

ターシャのニューイングランドにある庭の写真がすばらしく、当時で3800円という私にとっては高価な本でしたが、思い切って買ったことを覚えています。

最近になって文庫本も出ていることを知りました。

「ターシャの言葉 思うとおりに歩めばいいのよ」と「ターシャの言葉 生きていることを楽しんで」(ともに中継の文庫)の2冊です。

早速買って読みました。

 

自給自足

 

42歳で離婚後、1人で4人の子どもを育てます。

子育てが終了したとき、バーモントに住みたいという30年思い続けた夢をかなえます。

このとき56歳。

広大な庭を作り、犬や猫、山羊や鶏などを飼い、糸をつむいで布を織るなど昔ながらの自給自足の生活をします。

これはターシャが有名な絵本作家で、絵本の印税という収入があるからこそ実現できた生活かも知れません。

自然に囲まれた家で動物とともに暮らすという夢と同じように、絵本の挿絵を描くこともターシャの夢だったのです。

彼女は両方の夢をかなえた人です。

学校の成績も悪く、美術学校でも劣等生だったそうですが、諦めなかったからこそ、23歳のときに初めての絵本が出版されます。

 

その後十数年の間に、本や挿絵で食べていけそうだと思えるようになり、同時に、畑仕事、機織り、糸紡ぎ、裁縫などの腕も上がってきて、ようやく自信が持てるようになったのです。

 

とありますから、簡単に実現できた生活ではないことがわかります。

昔ながらの生活も、最初からできたわけではなく、年配の人に聞いたり、本を読んだりして知識を増やしていったとあります。

 
明確な目標

ターシャの心の中には、どういう生活をしたいかというはっきり、くっきりしたイメージがあったのですね。

そこには、人にどう思われるとか、誰もこんなことはしていないなどと、周りのことを気にすることはなかったのでしょう。

 

写真で見るターシャは、足首近くまである長いワンピースを着て、頭にスカーフを巻いています。くたっとしたワンピースの生地がいい味を出しています。

いつも思うのですが、庭仕事をするのに長いスカートは邪魔にならないんでしょうか?

でも昔の女性は長いスカートだったでしょうから(「大草原の小さな家」からの想像)、慣れてしまえば別に動きにくくはないのでしょうか。

スカートの裾は泥に汚れるのが普通なのかも。

 

あと数年で、ターシャがバーモントに家を買った年齢に私もなります。

ターシャの暮らしぶりを読んでいると、自分のこの先のことをあれこれ考えさせられます。