染めない生活

50代で毛染めを止めました。

願い事は一言観音で


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なにか願い事や夢があるとき、簡単に言ってみれば神頼みをしたいとき、私にはよく行く場所があります。

一言観音(ひとことかんのん)です。

阿修羅像で有名な奈良の興福寺の南円堂、その傍らにひっそりと一言観音が建っています。

一言で願い事をお願いすると叶えてくれるそうです。

 

「ポトスライムの舟」

 

一言観音のことは、津村記久子芥川賞を受賞した「ポトスライムの舟」(講談社文庫)で知りました。

 

主人公のナガセは、友人たちと一緒にお正月に興福寺に行きます。

そのとき友人が一言観音に行きたいと言い出すのです。

 

「大阪の友達がさあ、春から総務に移動になりたいです、って言ったら叶ったんやって」

 

ナガセの中学のクラスメイトも、誰々と付き合えますようにとお願いしたら1ヶ月後に付き合うようになったとか、ナガセ自身も高校受験のときにしつこいほど参った、と言っています。

 

小説の登場人物たちの願い事は、月曜定休とか、独身のときの貯金が最低130万円は戻りますように(彼女は夫と別居中)、韓国のアイドルグループの先行チケットが欲しいなど、観音さまも聞いてくれるのではないかというつましい願いばかりです。

ナガセだけが願い事を思いつかず、後になって工場勤務の給料を上げてもらえばよかった、と後悔します。

 

願い事は叶っている?

 

私はこちらの方面に出かけることが数か月に一度あるので、この小説を読んでから時々一言観音にお参りしています。

小説では願い事をしたい人が長い行列になっていますが、私が行くときは平日のなんでもない日のせいか、人はまばらです。

願い事が叶ったときはお礼のお参りをしないといけないと小説に書いてあったので、また行くのですが、そのときにお礼だけでなく願い事もしてしまうのですよね。

あ、こんなことしていいのかどうかは知りません。

普通に考えれば、願い事とお礼は分けた方がいいと思うのですが、近くに住んでいるわけでもなく、せっかく来たんだからと思うと一遍にやってしまうのです(ダメかな)。

観音さんも呆れているかもしれませんね。

 

今までいくつの願い事をして、いくつ叶えてもらったか、はっきりとは覚えていません。

叶ったこともあれば、叶わなかったこともあります。

でも、ちゃんと数字で具体的に表すことはできないけれど、「効果ない」とは言い切れないくらい叶ってきました。

これからも願い事があって、なにかにすがりたい気持ちになった時は、一言観音に行くだろうと思います。

 

 

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