染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

みをつくし料理帖③ ドラマは終わったけれど


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NHKドラマ、終わってしまいましたね。続編作られるのでしょうか?

だって描かれていない部分が多すぎです。

澪の恋愛もそうですし、若旦那の佐兵衛がどうして行方をくらましたかの理由もわかっていませんし、幼なじみの野江をどうやって吉原から救い出すのかという、肝心のところが残っています。

これで終わりなら消化不良の気分です。

 

ただ私は小説のファンなので、本を読み返せばいつでも楽しめますから、ドラマはまあなくてもいいとは言えます。

 

 

続編が作られるならこの話を入れてほしい

 

もしドラマの続編が作られるなら、入れてほしいなと思うエピソードがあります。

小説の後半で、澪が徒組(かちぐみ)の頭に頼まれてお弁当を作る話が好きなのです。

みんな貧しいので麦の混じった握り飯だけでいいかわりに値段は十六文に抑えてほしいという注文を受けます。

澪はせめてもと安い鮪と塩せんべいを使った揚げ物を添えます。

切漬けも日によって替え、握り飯にも胡麻をまぶしたり海苔を巻いたり。

毎日その弁当を食べていた若い徒士に、

「徒組は皆そろって貧しいが、貧しいからこそ、このように心のこもった旨い弁当の味わいは身にも胸にも沁みた。

と言わせるのです。

その弁当は城内でも噂になり、御膳奉行やお城坊主が覗きに来るまでになります。

 

十六文の弁当であっても工夫を凝らし、気を抜かず、手を抜かない。

澪の一貫した姿勢は、どこで誰を対象に料理しているときも揺るぎません。

 

実際にはどんなときも手を抜かず、誠心誠意をこめて料理する(仕事する)ことは難しいことですから、なおさら澪の仕事ぶりに憧れを感じるのだと思います。

 

そして澪のすごいところは、ただおいしい料理を作るだけに終わらない点です。

あさひ太夫こと、野江の身請けにかかるお金は4000両。

4000両と言われてもピンときませんよね。

作者の高田郁さんは1文を三十円と考え、つる屋の料理は二十文から三十文前後、つまり600~900円と設定しているとか。

そして4000文が1両なのです。ということは……。

 

そんな大金を、雇われ料理人の澪はどうやって稼ごうとしたのか。

ただ身を粉にして働き、コツコツ貯めるだけでは何年もかかってしまいます。

実際にどうやったかは書きませんが、澪の発想に感心させられます。

 

ところで小説は完結していますが、番外編が出るそうです(「天の梯」の巻末「みをつくし瓦版」に載っています)。

いつ出るんでしょうね? もうずっと待っているのですが。

 

 

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