染めない生活

50代で毛染めを止めました。

50代で見た「ローマの休日」の感想とは


スポンサーリンク

昔懐かしい映画「ローマの休日」を見てきました。

20代の頃に見て以来、久しぶりです。

オードリー・ヘップバーンと、グレゴリー・ペックの恋愛映画です。

お金をふんだんにかけたハリウッドの超大作を見慣れた目には、こじんまりとした作りの映像がかえって新鮮でした。

 

ストーリー

 

ローマを訪れているアン王女は、ある夜ちょっとした冒険心で宮殿を抜け出します。アメリカ人のジョー・ブラッドレーと知り合い、街を案内してもらいます。ジョーが新聞記者でスクープを狙っているとも知らずに。

二人はローマの街を散策しながら徐々に心を通わせ始め、惹かれあっていきます。

でもアン王女は母国の王位継承者。初めての恋をきっぱり諦めて元の世界へと戻って行く……、というお話。

 

今見ての感想は

 

オードリーの可愛さや上品さ、細いウエストなどは今見ても感心してしまいます。

グレゴリー・ペックはかっこいいのですが、完全にオードリーの引き立て役になっていますね。それでいいのでしょうけど。

 

若い頃に見たときは、二人が別れざるを得ないのが切なく感じられました。

今見ると、いやそんなにぶった切るように別れなくても、もしかしたら何か手が残されているかもしれないのに、なんて思いました。

 

アン王女がどこの国の王女なのかは映画の中でははっきり示されていないのですが、王女を探すために母国から送り込まれた秘密警察の無能ぶりを見ると、そうたいした国ではなさそうなんですよ。

 

恋する女性である前に「王女」

 

「王女」の立場に戻ってからの記者会見で、王女は街で遊び歩いたことが明るみにならないか気を揉み、ブラッドレーが黙っているつもりだとわかるとようやくほっとします。

その時の王女はもはや初めて人を好きになった恋する女性ではなく、完全に国を背負って立つ「王女」になっています。

 

ヨーロッパの王室の方が一般の人と結婚するニュースを見たことがあるように思うのですが、アン王女にその選択はなかったのでしょうかね。

そりゃまあ、ブラッドレーは家賃を2か月も溜めたり上司に借金したりとお金も持っていないし、それほど頭が切れるとは言えない男かもしれません。

しかし、これから成長するかもしれず、なにより王女のスクープを彼女のために握りつぶすという誠意を持っています。

 

でも王女は最初から彼との関係を深めようという意志は全くなかったようです。

自分が「王女」であることを片時も忘れたことはなく、その自分の人生にブラッドレーは必要ないとわかっていたのでしょう。

 

久しぶりに見たアン王女は、冷徹なリアリストぶりが際立つように感じました。

見る私が年取ったということでしょうか……。