染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

服が売れない理由


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週刊現代で「誰がアパレルを殺したか」と題する記事を読みました。

「誰がアパレルを殺すのか」という似たタイトルの本が出版されていて、記事内でも言及されていますが、内容が本の要約なのかどうかは本を読んでいないのでわかりません。

週刊誌の記事だけに限って言えば、とても面白く読みました。

 

百貨店ブランドの服

 

1991年から2013年までの間に、アパレルの市場規模は15.3兆円から10.5兆円に縮小しています。

大手四社(オンワードHD、三陽商会、TSIHD、ワールド)の2015年の売上高の合計約8000億円は、前年に比べて1割も低下しているそうです。

その理由を、消費者の価値観の変化に企業がついて行けなかったからだとしています。

 

服離れ

 

今まで服を買って市場を支えていた女性にとって、もはや服は生活用品に変わったと言います。

アパレル各社は、国内のマーケットが縮小しているのに中国に生産拠点を移し、大量生産でコストカットを図り、過剰に製品を供給することで生き延びようとしました。

 

ユニクロを真似る

 

そんなときに爆発的に売れたのがユニクロです。

アパレル各社は、これからは低価格路線だとコストカットにやっきになり、縫製や素材にかけるお金を減らし、結果、品質が低下することになりました。

 

一方、ユニクロなどは原料メーカーと研究を行うなど品質管理や在庫管理を徹底しています。百貨店ブランドとの品質の差は小さくなっているのです。

さらに、アパレルを辞めたデザイナーが低価格ブランドのデザインを請け負うようになり、低価格帯のデザインの質も上がるようになりました。

 

品質の差は小さくなっているのに、あいかわらず百貨店ブランドの服は高いままです。

 

高級ブランド、エルメスの日本での売り上げは2016年に20%も伸ばしています。高いモノが売れないわけではないのです。

 

今後のアパレル

 

記事では、通販サイトにも客を奪われ、ますます百貨店から客足は遠のき、アパレルは終焉を迎えるだろうと結んでいます。

 

一企業でも業界全体でも、どの方向を向いて進むかという判断は難しいものだなと思います。

 

ブログなどでユニクロや無印などの服を好んで着ている人が多いのを知ると、百貨店で服を買うのは馬鹿らしいのかも、と感じることがあります。

私自身はまだ、百貨店の服(確かに本当に高いですね)は高い分、質もいいというイメージがありますが、そうでもないのでしょうか。

 

和服業界が一部の愛好家と成人式の振袖だけのものになったように、百貨店ブランドも一般の人々からはそっぽ向かれてしまうのでしょうか。