染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

「もうレシピ本はいらない」は眼からウロコ


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「もうレシピ本はいらない」という本を書いたのは、元朝日新聞の記者で、アフロヘアの稲垣えみ子さん。

東日本大震災をきっかけに電気を使わない生活を始めたことで有名な方です。

 

電気を使わない=冷蔵庫も使えない、ということで、食品の保存をどうしようかと参考にしたのが江戸時代。

そして、メシ、汁、漬物が食の基本なのだと気が付きます。

 

そんな質素な料理、食に関心のない人でないと食べられないのでは?と思いきや、稲垣さんは料理好きの食いしん坊で、数々の店で食べ歩き、自身も中学時代から料理を始め、調理器具をそろえ調味料を揃え、各国料理を作ってきた人です。

 

そんな人がメシ、汁、漬物に落ち着くとは。

しかもそれが「走って家に帰りたくなるほど」ウマイ!のだそう。

しかも「たまにはおいしいものが食べたい」なんてこれっぽっちも思わない。

今日は何を食べようか、何を作ろうかと悩む必要もなし、だそうです。

 

メシ

 

水につけて発芽させておいた玄米を鍋で炊きます。

炊きあがったご飯はおひつで保存。

ついつい、つまみ食いしてしまうほどのおいしさなんだそうです。

ご飯のおいしさをおかずに邪魔されたくないため、おかずは単純になっていき、今では豆腐屋さんで買った厚揚げやがんもどき。

 

 

一番衝撃だったのが、みそ汁。

なんと出汁を使わないのです。

ただ、干し野菜を入れます。

冷蔵庫のない生活、余った野菜はベランダで干している(保存)そうで、それらをお椀に入れるのです。

干し野菜は太陽が半分火を通してくれているので、いわば半調理済み。

しかも味が濃縮されて旨みも濃くなっているので、カツオなど入れなくても大丈夫。

稲垣さんの勧めるみそ汁の具ナンバー1はエノキだそうです。

安く、半日でカラカラになり、旨みたっぷりなんですって。

 

漬物

 

ぬか漬けを日常的に食べているため、腸の具合もいいそうです。

なんでもかんでも漬けているようですよ。こんにゃくとか厚揚げとか筍とか。

 

調味料

 

塩、しょうゆ、みそ、酢のみ。

味が決まらない時は「お助け3兄弟」におすがりするとか。

すなわち鰹節、塩昆布、すりゴマ。

 

頑張り過ぎ?

 

稲垣さんいわく、「おいしすぎるものは飽きる」。

食べることは楽しく、人に食べさせることも楽しい。

だからこそ、私たちは食べることを暴走させてきたのではないか、今必要なのは「食の断捨離」ではないか、と言います。

 

 

第三の道

 

世の中には2種類の人に分かれていると稲垣さんは言います。

一つは毎日毎日キラキラした料理を頑張って作り続ける人たち。

もう一つは、もう料理なんかしたくないという人たち。

 

でも第三の道があるのではないか。

それは全然キラキラしてなくて、簡単で、質素で、誰でもできるワンパターンの料理だけど、ものの10分程度で作れて、男でも女でも子どもでも、家族みんなが料理をしたりされたりできるのだ、と。

 

本来、家庭料理とはこういうものではないかと思うのです。

ちょっと目の前が明るくなりました。

稲垣式の料理だと年取っても作れそうだし、「何作ろう」という呪縛からも解放されるのでは?

 

一度、干しエノキ入りのみそ汁を試してみようと思います。