染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

やっぱり女は一番に愛されたい


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80代後半の義母は、いつも同じ話を繰り返します。

だいたいは昔の話で、いくつかのパターンがあるのですが、そのうちの一つが亡き夫(義父)のことです。

亡くなった後でも話すなんて仲良かったんだなではなく、話すのは悪口です。

 

確かにケンカの多い夫婦だったようですが、それでも長年連れ添ってきて、良いこともあり悪いことも乗り越えてきたはずなのに、相手が亡くなった後、思い出すのは悪いことばかりというのは何とも悲しい。

 

「私は4番目」

 

義父は真面目な人で、浮気したり借金をつくったりということはありませんでした。

ただお酒は好きだったようです。

口下手でカッとなりやすい性格で、口達者な義母に言い込められてケンカになることが多かったよう。

 

義母が何度も言うのが「私は4番目だから」ということ。

義父は自分の親やきょうだいを大事にする人だったらしく、1番大事なのが自分の母親(父親は早くに亡くなった)、2番目が自分のきょうだい、3番目が自分の息子で、4番目が義母だったそうなのですね。

 

母親を大事にし、年下の妹たちの世話をするというのは、父親が早くに亡くなった家庭では特に珍しいことではなかったと思います。

ただ、義父は妻に対しての感謝の気持ちや大切にしているという思いを口にすることが全くなかったようです。

それもあの年齢の男性にはよくあることだったでしょうけれど。

 

お金よりも愛情

 

義父は高給取りではなかったので、子ども達を大学に入れるために義母は爪に火をともすようにして節約をしお金を貯めてきたようです。

でもお金のない辛さはあまり言わないのですよ。

「若い頃はお金なくて大変だったわ」とさらっと言うだけです。

 

今はもう自分の老後の分のお金はありますから、過ぎてしまった辛さは口にしなくなるのでしょうか。

それならどうして、いつまでも亡き夫の悪口が口を突いて出てくるのでしょう。

 

やっぱり「お前と一緒に暮らせて幸せだった」とか「苦労かけたな」などのいたわりの言葉があれば、義母の気持ちもずいぶん違ってきたのではないかと思います。

姑や小姑の存在が鬱陶しかろうと辛いことがあろうと、夫にとって自分が1番なんだと信じることができれば夫の死後も悪口を言うことはなかったでしょうに。

 

反面教師

 

父親への悪口を聞かされ続けた息子(私の夫)は、親を反面教師としたのか、非常に口マメに「ありがとう」を言う人間になりました。

私への感謝やいたわりの言葉を面倒がらずに口にします。

あまりにマメに言われ過ぎて、ほとんど聞き流してしまうほど。

「お前はほんとに俺に対する感謝の気持ちがない」

とは、私がよく言われる言葉です

 

私が先に死んだとき、後に残った夫に悪口を言われないように、せいぜい感謝の気持ちを口にするようにしないと。