染めない生活

52歳で毛染めを止めました。

思わず吹き出してしまった本


スポンサーリンク

読んでいて笑ってしまう本はそうそうないものだけれど、この本は何度も思わず笑ってしまいました。

「生きていてもいいかしら日記」(北大路公子 PHP文芸文庫)です。

帯に「通勤電車で読めない本No.1!」とありますが、確かに人前では読まないほうがいいです。吹き出して恥ずかしい思いをするので。

 

作者は小説で受賞したのちライターになり、ブログで有名になって本を出版したという人です。

ブログは読んだことがないのですが、このエッセイのような内容だったとしたらそりゃ人気も出るだろうと思います。おもしろいもん。

 

内容は

 

気楽に読めるエッセイ集ですが、中でも「泥酔メールの謎」は秀逸。

 

ある朝、枕もとの携帯電話を見ると友人に当てた書きかけのメールが。

「あまのにゅう」という謎の内容。

そして作者は飲みに行った前日の行動を逐一思い出していき、「あまのにゅう」の謎も解き明かすのです。

読めば笑えること間違いなしですが、内容はくだらないので(ディスっているわけではありません)読まなくても別に損したことにはならないと思われます。

 

解説の恩田陸も、「泥酔メールの謎」を読んで「この人に一生ついていこうと決めました」と書いています。

 

佐藤浩市が隣に引っ越してくることを何度も妄想したり、一人でいて怖いと思う瞬間について書いたりしています。

ちなみに、この怖い瞬間の第一は、風呂で髪を洗っていて、ふと目をあけるとそこに血まみれの女の人が立っているというものらしい。

そして第二が、押入れを開けると小さなおばあさんが正座している、というもの。

そのため押入れを開けっぱなしで暮らしているそうですよ。

 

このように、どうでもいいことを書いているのですが、どうでもいいことをこれだけ面白く書けるってすごいです。

しゃべっても面白いのかな、この人。

 

北海道出身

 

作者は北海道出身だそうで、北の大地はこういう面白い人も生み出すのだなと感心した次第です。

 

私は北海道には行ったことがなく知人もいないので、そこに住まう人々の特徴などは何も知らないのです。

寒さ厳しい土地なので、我慢強くて粘りもある、それこそ大地のようどっしりとした人がいっぱいいるに違いない、となんとなく想像していたのです。

 

その私の想像を覆してくれたのが大泉洋で、厳しい寒さなど関係なしの面白さに、最初は芸人さんかと思ったくらいです。

地震の爪痕はまだまだ生々しいようですが、早く元の生活に戻って、もっと面白い人を輩出してほしいものです。